性行為を初恋相手の親に見られて数年後、
ミチルはアルバイトに明け暮れる日々を過ごしていた。
けれどその平穏な生活を壊すように、かつての親友・潤がやってくる。
「嫌ならやめるよ」
初体験の時と同じ台詞を言われて断りきれず
潤がアルバイト先の喫茶店に通うのを許すミチル。
彼こそが初恋相手──ミチルが忘れたい男なのに。
ミチルは大人っぽくなった潤に翻弄される。
(だめだ、だめ、もうこれ以上)
そう抵抗するのも虚しく、自慰に駆り立てられてしまう。
持て余した思春期と、初恋の再燃と。
心の第二次性徴を描いた若葉色ボーイズラブ。